神前暁は青春
神前暁との出会い
神前暁という作曲家を意識したのは、2010年の春だった。せっかく札幌の会社に就職したのに、1年で東京送りになって、一人暮らしが始まり、時間が出来て「さあ何しようか?」という時期。とりあえず深夜にやっているアニメを片っ端から観た。その頃は有名どころだと 「Angel Beats!」「けいおん!!(2期)」とかが放送されていた。
「かんなぎ」の再放送もやっていて、主題歌の「motto☆派手にね!」という曲がめちゃめちゃ好きで、オープニングだけ何度も観ていた。「WORKING!!」の主題歌「SOMEONE ELSE」も好きで、当時はよくカラオケで歌っていた。
そしてこれらの曲が同じ作曲家、神前暁の曲だと気付き、カラオケでお世話になっていた「もってけ!セーラーふく」もそうだと気付き、一気にファンになった。
当時まだ本編を見たことが無かった「涼宮ハルヒの憂鬱」や「化物語」も神前暁作曲の曲だけはほとんど聴いて、どれも大好きだった。
2010年の秋アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」は、神前暁と彼が所属するMONACAの楽曲がフューチャーされた作品で、サントラ欲しさにBlu-rayを全巻集めた。懐かしい。
このサントラ、特にボーカル曲の 「モノクローム」「木漏れ日のコンタクト」「イノセント・ブルー」「秋色のアリア」はめちゃめちゃ聴いたな〜。
ちなみにこのアニメは曲が良いだけじゃなく、当時既に廃れつつあった手描きのロボットアニメだった(クオリティも高かった!)ので、援護する気持ちもあってBlu-rayを買った記憶がある。
90年代あたりの手描きロボットアニメが、狂おしい程に好きなのだ。最近は手描きではなくCGばかりで、そもそもロボットアニメ自体全然作られなくなったので、凄く悲しい。
DAWN
そんな神前暁神の20周年記念CDが発売していることを知って、これは買うしかない!と早速購入。
ライナーノーツにインタビューなどが載っていて読み応えがあった。制作秘話などを知れるのは嬉しい。
物語シリーズの曲が多くて殆ど知ってる曲ばかりだったけど、まだ聴いたことない曲もいくつかあった。
それにしても、どれも全然違う曲調なのに、どれも好みな楽曲なのが凄すぎる。良い曲ということ以外の共通点が見つからなのは、改めて凄いことだな〜と思った。
神前暁が休業した後くらいに好きになったUNISON SQUARE GARDENの田淵智也の楽曲も、まだ田淵っぽいな〜って気付くことがあるもんな〜。この人も天才だと思うし、大好き。
そんなこんなで、とりあえずボーカル曲のCD3枚を聴いていたら、あっという間に日が暮れてしまった。CDを聴くことに集中するっていうのは、なんて贅沢な時間の使い方なんだろう、と改めて思った。
この後は、劇伴のCDを聴きながら、カレーを作る。
そんな休日。